/

山梨県、脱炭素の農産物を認証 制度創設

山梨県は脱炭素に取り組んだ農場で生産した農産物を認証する制度を創設した。モモやブドウなどの果樹園で剪定(せんてい)した枝を炭にして埋めたり、雑草を肥料として利用する草生栽培を採用したりして炭素を土壌にとどめ、温暖化ガスである二酸化炭素(CO2)を削減する。

山梨県が制作した「4パーミル・イニシアチブ」のロゴマーク

温暖化抑止への貢献を認証し、県が制作したロゴマークを付与することで、県産果実などのブランド化を進める。6月下旬から7月ごろにはロゴマークが付いた果実などが店頭に並ぶ見通しという。

山梨県は、世界の土壌の表層部にある炭素の4パーミル(0.4%)を毎年土壌に封じ込めれば大気中のCO2の増加をゼロに抑えられる、という考えに基づく「4パーミル・イニシアチブ」活動に全国に先駆けて取り組んでいる。認証制度はこれを踏まえ、名称を「やまなし4パーミル・イニシアチブ農産物等認証制度」とした。

炭素貯留量の実績を県が確認して農産物や加工品を認証する「アチーブメント(実績・成果)」認証と、炭素貯留量が確実に見込まれる計画を認証する「エフォート(取組・計画)」認証の2種類で構成する。

アチーブメント認証は1ヘクタールあたり1トン以上の炭素(CO2換算で3.67トン以上)を土壌に貯留することが条件となる。エフォート認証は、県が指定した取り組み方法などを基に土壌に炭素を貯留する計画を提出し、実績を報告する必要がある。県農業技術課によると、いずれの認証基準も学術的な裏付けと学識経験者らの意見を聴取し科学的根拠に基づいて定めたという。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン