宮城県、3月に初のハッカソン 学生ら対象
宮城県の村井嘉浩知事は10日、ビジネスアイデアのコンテスト「ハッカソン」を3月に初めて開催すると発表した。テーマはデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進で、マイナンバーカードを活用したミニアプリなどの開発に取り組んでもらう。対象は全国の4年生以上の高等専門学校生、大学生、大学院生で、原則5人1組のチーム単位で参加する。

宮城県や宮城県商工会議所連合会などが主催し、交通費や宿泊費は無料。最優秀賞チームには賞金50万円を贈呈する。3月2日から3日間の日程で、仙台市の秋保温泉のホテルが主な会場。温泉地での開催で同県の魅力をアピールし、IT人材の県内定着や起業につなげる狙いもある。
制作したアプリ関連の権利は参加者が保有するが、村井知事は「いいものは改良して、県としても有効活用していきたい」との意向を示す。参加申し込みは2月10日まで特設サイトで受け付ける。