静岡ガス、食品ロス削減ECサイト クラダシと連携

静岡ガスは10日、食品スタートアップのクラダシ(東京・品川)と食品ロス削減に向けた業務提携を結んだ。静岡県産品や県内事業者の商品に特化した電子商取引(EC)サイトを立ち上げた。持続可能な社会への意識が高まるなか、静岡県や静岡市とも連携して県産品のPRや販路拡大を支援し、地域活性化につなげる。
両社が共同で運営する「しずかる」は賞味期限が迫ったり販売期間の終了した食品などを事業者から買い取り比較的安い値段で販売する。まだ食べられるものの通常の流通網では販売の難しい商品の流通網を作り食品ロスを減らす。売上高の一部は環境保護団体などに寄付する。サイトの管理をクラダシ、PR活動を静岡ガスが担う。
現在はまぐろのつくだ煮やギョーザなど15種20商品を掲載している。今後5年間で、2万5000人の登録と2000トンの食品ロス削減を目指す。
