常陽銀行、相続手続きの相談窓口を強化
常陽銀行は相続に関する相談サービスや窓口を強化する。エスクロー・エージェント・ジャパン信託(EAJ信託、東京・千代田)と提携するとともに、全てのフルバンキング店で本店の専門行員がリモートで相談を受け付ける体制を整えた。同行は高齢化社会への対応を重要施策に位置づけている。煩雑な相続手続きに対する顧客のニーズに応える狙いだ。
常陽銀が顧客にEAJ信託を紹介し、同社が相続手続きなどの相談にのったうえで専門家などに取り次ぐサービスを16日から開始する。銀行口座に関する手続きだけでなく、不動産に関する手続きなども依頼することができる。
店舗では、営業店に設置した専用のパソコンと専門部署をテレビ電話でつないで相続手続きを受け付ける「リモート受付」サービスを開始する。30店舗で試験的に実施していたが、7 月までに、総合的に金融サービスを提供するフルバンキング店全 72店に拡大していく予定だ。これまでは営業店の担当者が一度相談を受けてから本部に仲介していたが、工数を減らしてよりスムーズに手続きできるようにする。