スター精密、純利益59%増に上方修正 22年12月期
スター精密は9日、2022年12月期の連結純利益が前期比59%増の91億円になりそうだと発表した。同38%増の79億円を見込んでいた従来予想を上方修正した。単純比較はできないが、08年2月期の80億円を上回り過去最高水準となった。主力の工作機械事業を中心に受注が堅調に推移したほか、為替の円安効果もあり、利益率が改善した。
売上高は34%増の860億円と従来予想から55億円引き上げた。1991年2月期の822億円を上回り過去最高となる見込み。営業利益は75%増の130億円と22億円上方修正した。円安などを背景に欧米で中高価格帯の工作機械の販売が伸びたほか、半導体不足が緩和しつつある小型プリンターの販売が米国を中心に伸びた。