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高齢者のワクチン接種始まる 新型コロナ

(更新)

高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が12日午前、全国各地の市区町村で始まった。約3600万人が対象だが当初は供給量が追いつかないため、同日は30以上の都道府県にある一部自治体で予定。「まん延防止等重点措置」の適用初日となった東京都の八王子市などでもスタートした。

今回の対象は65歳以上の高齢者で、3週間の間隔をあけて2回接種する。ワクチンは政府が都道府県を介して市区町村に配分し、6月末までに必要量を確保する。5日の週に東京、神奈川、大阪の3都府県に4箱、その他の道府県に2箱ずつ合計100箱(約5万人分)が配られた。供給は5月の大型連休前後から本格化する予定だ。

高齢者へのワクチン接種の進め方は自治体ごとに異なる。当初はワクチン量が限られるため、クラスター(感染者集団)が発生するリスクの高い高齢者施設の入所者から始めるケースが目立つほか、診療所や市庁舎などで集団接種する自治体がある。

岡山市は市内の有料老人ホーム1カ所で接種を始めた。初日は入所者34人と職員2人の計36人が50分弱で接種を終了。視察した大森雅夫市長は記者団に「早く市民の皆さんに(ワクチンを)打てるようにしたい。市医師会とも話し合っていきたい」と語った。

同日は京都市や兵庫県伊丹市なども特別養護老人ホームから接種を開始。横浜市内には、直近の退所者が陽性と判明したため12日の接種開始が延期された高齢者施設もある。

先着順で接種の予約を決めた八王子市は12日、市役所本庁舎で集団接種を始めた。同日は計250人が接種する見込みで、特設会場で医療人材派遣会社の医師3人、看護師6人が対応にあたっている。

高齢者が約270人の長野県北相木村は同日、5人が診療所で接種を終えた。体調や基礎疾患の有無などを問診で確認し、接種後は30分ほど副作用が起きないか経過観察した。同村にはワクチン1箱(487人分)が配布済み。同村は一人ひとりに連絡を取って接種の日程を調整し、5月中に64歳以下にも接種対象を広げる方針だ。

新型コロナウイルスのワクチン接種は、2月に医療従事者向けから始まった。高齢者に続いて、基礎疾患がある人、一般の人へと対象が広がる。ワクチンの供給量の増加や接種対象者の拡大に従って、接種するのに必要な人員の確保も課題になる。

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