アタマプラス、長野・松本に初の学習塾 AI活用
AI(人工知能)を活用した学習教材を開発するアタマプラス(東京・港)は長野県松本市に初めての学習塾を開いた。学習塾向けの教材提供が主力事業だが、自ら塾を開くことで、受講料収入を得るだけでなく受講生から感想などを聞き取って教材の質を高める。

学習塾の「THINX(シンクス)」を松本市内で2カ所同時に開業した。小学4年生から高校3年生までが対象。受講生がタブレット端末で問題を解くとAIが学力などを分析し、一人一人に合わせた学習カリキュラムを提供する。受講生はタブレットに表示される解答や解説を読んで学ぶ。講師はいないが、「スタディトレーナー」と呼ばれるスタッフが学習計画や勉強の方法などについて相談に乗る。
シンクスの責任者の辻靖氏は松本市に初めての塾を開いた理由を「松本市は教育に熱心な家庭が多く、東京からのアクセスも良く運営しやすい」と説明する。2022年度内に長野県内でさらに数カ所開業する予定だ。