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群馬・桐生市で豚熱発生 県内3例目、殺処分開始

群馬県桐生市の養豚場で豚熱(CSF)に感染した豚が発見され、県は養豚場の約5千頭について殺処分を始めた。県内で豚熱が確認されるのは3例目。半径10キロメートル圏内には114の養豚場があるものの、すべての豚にワクチンを接種しているため移動・搬出制限は行わない。

豚熱が確認されたのは7日。死ぬ子豚が増えているとの報告を受けて県が検査を実施し、国の精密検査で感染が確かめられた。

県は7日夜から防疫措置を開始。10日午後3時までにのべ623人が従事し、約5千頭のうち2224頭を殺処分した。

県によると、豚熱が確認された養豚場の10キロメートル圏内では1~7月に、豚熱に感染した野生イノシシが17頭確認されていた。

7日夜に臨時記者会見を開いた群馬県の山本一太知事は「本州では最大の養豚県である群馬で3件目の豚熱が発生してしまったことは痛恨の極み。原因をよく調べて新たな対策を講じる必要がある」との認識を示した。

群馬県内における飼育豚の豚熱は20年9月に高崎市で初確認された。今年4月には前橋市の養豚場でも発生した。

豚熱が相次いだことを受けて県は予防措置を強化。養豚場でのワクチン接種を進めるため、全国で初めて民間獣医師も「打ち手」と認める施策を打ち出したほか、野生イノシシ向けに経口ワクチンを入れたエサを散布するなどした。

飼育豚へのワクチン接種について、群馬県は国の基準などに基づいて生後50日から60日前後で行っていた。生まれたばかりの子豚は通常、母豚から移る抗体によってウイルスから守られるためで、この「移行抗体」が弱まるタイミングを考慮して接種の基準が定められている。

一方、死んでいた豚はいずれも生後40日前後という。山本知事は記者会見で「移行抗体の低下と接種のわずかな空白期間に感染した可能性がある」と指摘した。

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