茨城・大子、那須塩原とバス実証実験 東京から時間短く
茨城県大子町は同町と栃木県那須塩原市を結ぶ快速バスの実証実験を行うと発表した。2022年度にゴールデンウイークや年末年始の連休と秋の紅葉シーズンに運行し、23年度も続ける意向だ。県北西部に位置する同町は東京からJRの常磐線特急と水郡線で移動すると約3時間半かかる。那須塩原まで新幹線を使って快速バスに乗り継げば約2時間40分に短縮できる。利便性を訴え、観光誘客につなげる。

バスの利用料金は片道500円。前日までにインターネットか電話で予約する必要がある。JRの那須塩原駅西口と常陸大子駅(大子町)を約1時間10分で結び、1日3往復運行する。
茨城県が23年秋にJR東日本と連携した観光誘客策「茨城デスティネーションキャンペーン(DC)」を行うのにあわせて実証実験する。東京からのアクセスを向上させるほか、温泉地の多い那須塩原からの観光客呼び込みを狙う。