ジュンク堂、松山店を移転 22年3月に松山三越内へ
大日本印刷(DNP)グループの丸善ジュンク堂書店(東京・中央)は、松山市内の店舗を松山三越(松山市)の5階に移転する。現在の店舗を2022年2月27日に閉店し、同年3月3日に「ジュンク堂書店 松山三越店」として新たにオープンする。

新店舗の売り場面積は約1100平方メートルで、現状の約1700平方メートルからは縮小されるが、蔵書数は現在と大きく変わらず約35万冊を扱う。これまで6階フロアの店舗で営業していたが、1つのフロアに集約して効率化を図り、来店客の利便性を訴求する。文具売り場を約165平方メートルに拡張して幼児向けの知育玩具の取り扱いも始め、百貨店を訪れた子供連れの若い世代などの利用も取り込む。
現在の店舗は09年に紀伊国屋書店が閉店した跡地に四国初の店舗としてオープンした。専門書を扱うなどの特徴を打ち出し、市内中心部の大型書店として街のにぎわいの中心になっていた。