KADOKAWAのラノベ図書館刷新 他出版社作品も収蔵

出版大手のKADOKAWAは8日、同社などが運営する文化複合施設「ところざわサクラタウン」(埼玉県所沢市)にあるマンガ・ライトノベル専門の「マンガ・ラノベ図書館」をリニューアルし、一般公開を始めた。同館が収蔵するラノベ作品は同社のものに限られていたが、他の出版社の作品も収蔵し、アーカイブ機能を高める。蔵書数は従来の約2万6千冊から3万5千冊に増えた。
マンガ・ラノベ図書館はサクラタウン内の「角川武蔵野ミュージアム」にあり、日本のお家芸であるサブカルチャーの情報発信拠点として2020年8月に開業した。開業当初から他の出版社作品の収蔵を計画していたといい、今回のリニューアルにあたり、講談社や集英社、ポニーキャニオンなど出版社17社からラノベ作品の寄贈を受けた。今後は各社の新刊も継続的に収集する。
図書館内には新たにプロジェクターを設置してイベントスペースとして利用することも想定。併設するラノベの販売コーナーでは21年秋以降、今回協力した出版社のラノベ作品の新刊も販売する予定。
KADOKAWAの角川歴彦会長は「日本で唯一無二のラノベ図書館として、日本文化の新しい顔になる。新型コロナウイルス感染拡大が収まれば、外国人観光客も期待できる」と話す。

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