福井市、福井信金・東京海上とSDGsで連携協定
福井市は8日、福井信用金庫(福井市)、東京海上日動火災保険福井支店とSDGs(持続可能な開発目標)やゼロカーボン推進についての連携協定を締結した。2社がノウハウを持ち寄り、市が企画するセミナーへの講師派遣などに取り組む。福井市が同様の協定を結ぶのは初めて。

東村新一市長は「協定の締結による強い絆が、よりよい未来につながる」とあいさつした。福井信金の岡本一夫理事長は「地域金融機関として、企業の脱炭素化に必要な資金ニーズにも応えたい」、東京海上福井支店の飯守禅支店長は「防災力向上やBCPでもノウハウがある。地域に根ざした取り組みをしたい」と話した。
福井信用金庫など県内4信金と福井県信用金庫協会、東京海上は20年11月に「SDGs共同宣言」を公表した。福井市は21年3月、50年までに市内の二酸化炭素(CO2)排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言している。

SDGsは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった略語で、国連サミットで2015年9月、全会一致で採択された世界共通の行動目標。国や民間企業の取り組みに関する記事をお読みいただけます。