神奈川県市協、米軍新部隊で情報提供要請 防衛相などに
神奈川県と米軍関連施設がある横浜市や相模原市など9県市で構成する神奈川県基地関係県市連絡協議会(県市協)は7日、林芳正外相、浜田靖一防衛相に要請書を提出した。横浜港の米陸軍施設「横浜ノースドック」(横浜市神奈川区)に2023年春ごろに米軍の新部隊が配備されることについて、具体的な役割や活動内容、スケジュールなどの情報提供を求めた。
要請書は林外相宛てはメールで提出し、浜田防衛相宛ては防衛省南関東防衛局に提出した。
要請に対して南関東防衛局からは、周辺地域への影響を最小限にとどめるよう米軍に求めるとの回答があったという。
加えて、横浜ノースドックにおける人員・物資の輸送任務は従来通りであり、新部隊の約280人については国外の様々な場所から配備される。家族帯同で県内の米軍施設などに居住する。既存施設の改修は想定されるが、新たな施設の建設は予定にないことが明らかにされた。