東京夢の島マリーナ、公募やり直し 審査基準刷新へ
東京都は小型船舶などの係留施設「東京夢の島マリーナ」(東京・江東)の運営事業者の公募をやり直すと発表した。2022年6月に実施した公募の選定期間中に、過去の選定に不正があったとする匿名のメールを受けたため。選定時の審査基準などを刷新して改めて実施する。公募内容は5〜6月に公表する。
都は07年度以降、同マリーナの運営事業者を5年に1回公募している。都が調査した結果、選定委員会の外部有識者だった元委員と応募した事業者による不正の証拠はなかった。事業者から元委員の研究室への寄付や、少人数の食事会などで接触した事実が分かった。
都は「違法とまでは言えないものの、委員と応募者の関係としてふさわしいものでない」としている。
同マリーナを継続するため、23年度以降も当面は現在の運営事業者が管理運営する。