ワークマン、4~12月税引き利益143億円 PB伸びる
ワークマンが7日発表した2021年4~12月期の単独決算は、税引き利益が143億円だった。今期から「収益認識に関する会計基準」を適用しているが、旧基準と単純比較すると前年同期比7%増となった。アウトドアやスポーツ向け衣料品を豊富に扱う「ワークマンプラス」の出店が続いており、利益率の高いプライベートブランド(PB)商品の販売が伸びた。
売上高にあたる営業総収入は917億円だった。ワークマンプラスや、女性向けアウトドア衣料を中心に扱う「#ワークマン女子」の新店が寄与した。#ワークマン女子はショッピングモールの敷地内に出店することで「新しい一般客を取り込む戦略が奏功している」(同社)という。
21年12月末のチェーン全店の店舗数は1年前より33店舗増の935店。このうちワークマンプラスは363店、#ワークマン女子は11店、職人向けの新業態「ワークマンプロ」が1店となった。
PB商品が全店売上高に占める割合は前年同期比2.8ポイント高い62.4%になった。22年3月期の業績予想は据え置いた。