高崎高島屋、思い出のランドセルをリメーク
高崎高島屋(群馬県高崎市)は6日から、使い終わったランドセルをアップサイクル(価値の高いものに再利用)する「ランドセルリメイク」を始めた。期間は5月10日までで、2021年に続き2度目の実施。持続可能な社会の実現を目指す取り組みの一環としている。

高崎高島屋が顧客からランドセルを預かり、ランドセルのリメークを手掛けるAskal(アスカル)カバン工房(愛知県一宮市)が加工する。1つのランドセルを長財布、折り財布、小さいランドセルのキーホルダー、ベルトキーホルダーの4点に再利用する。「ランドセルリメイク(4点セット)」は2万2000円で、リメークした品は10月1日以降に引き渡す。
昨年は約280件の受注があったという。高崎高島屋の担当者は「ランドセルなど、思い出が深くなかなか捨てられないいいものを、再利用して長く使いたい意識が高まっている」とみている。
高崎高島屋では3月23日から、6階の特設会場で来年度小学校に入学する子ども向けにランドセルの受注を開始した。パソコンやタブレットが収納できるものや知的障害者のアート作品をあしらった、SDGs(持続可能な開発目標)視点のランドセルなどが今年のトレンドだという。

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