橋やダムが観光資源 ツアー1.4倍、埼玉「神殿」年5万人
データで読む地域再生
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ダムや橋といった公共インフラに人を呼び込む「インフラツーリズム」が各地で浸透してきた。国土交通省がまとめた2022年のツアー件数は400件超と16年比で1.4倍になった。既存の施設を生かして観光資源に乏しい地域でもほかにない魅力を発信できるが、集客には民間との連携がカギを握る。


国や自治体などの公的建造物の公開は主に広報や教育目的だった。民間では関西電力の黒部ダム(富山県)が60年前の完成当初か...

「データで読む地域再生」では、政府や自治体、民間の統計を日本経済新聞が独自に分析し、様々な課題の解決に取り組む地域の姿に迫ります。自治体や企業の取り組み事例も交え、人口減少や観光振興、ものづくりなど、様々なテーマを取り上げます。