埼玉県副知事に国交省の山本氏
埼玉県は7日、国土交通省の山本悟司氏(55)が8日付で副知事に就任すると発表した。7日の県議会で人事案が承認された。同じ国交省出身の橋本雅道副知事は退任する。副知事は県プロパーの砂川裕紀氏と高柳三郎氏、山本氏の3人体制となる。

山本氏は道路整備関連の経験が長く、県はインフラ整備などで国との調整役を期待する。大野元裕知事は同日、「早く馴染んで埼玉のワンチームに加わってほしい」と歓迎の意を示した。
山本氏は東京理科大理工学部を卒業後、1989年に建設省(現国交省)入省。関東地方整備局道路部長や西日本高速道路執行役員などを歴任した。橋本副知事から引き継ぎを受けた山本氏は「身が引き締まる思い。大野知事を支え、職員とともに頑張りたい」と抱負を述べた。
県議会は物価高対策や6月の降ひょう被害に対する農家支援策を盛り込んだ2022年度補正予算案などを可決し、同日閉会した。