静岡県のプロスポーツクラブ運営6社、脱炭素へ連携

エスパルス(静岡市)など静岡県内でサッカー、ラグビー、バスケットボールのプロスポーツクラブを運営する6社は7日、脱炭素へ連携する「ゼロカーボン推進宣言」を採択した。スタジアムでのリサイクルなどそれぞれの取り組みについて情報共有し今後始める方策も検討する。
連携するのはサッカーJリーグのチームを運営するエスパルス、ジュビロ、藤枝MYFC、アスルクラロスルガのほか、ラグビーの静岡ブルーレヴズ、バスケットボールのVELTEXスポーツエンタープライズの6社。事務局は静岡県地球温暖化防止活動推進センターが務める。
エスパルスは本拠地のIAIスタジアム日本平で、ごみを乾燥させて飼料や肥料に活用したり、敷地内の太陽光パネルで発電した電力を公共施設に融通したりしている。ジュビロは職員の名刺に自然環境に配慮した素材を使う。こうした事例を共有する方針だ。
県庁の式典でエスパルスの山室晋也社長は「全国初のスポーツのカテゴリーを超えた画期的な取り組みにしっかり取り組んでいきたい」と話した。VELTEXスポーツエンタープライズの松永康太社長も「静岡県の東、中、西関係なく肩を並べゼロカーボンへ連携することが前に進むきっかけになる」と語った。