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茨城知事、魅力度ビリでも「県民は自信を」 栃木は41位 

ブランド総合研究所(東京・港)が9日発表した都道府県別の魅力度ランキング調査で、茨城県が2年ぶりに最下位の47位に転落した。大井川和彦知事は11日、記者団に対し「冷静に受け止めている。県民は誇りを持ってほしい」と話した。ランキングでは前年に最下位だった栃木県が41位に浮上する一方、群馬県は44位に後退した。

調査は89項目を設け、7月にインターネットで1000市区町村と47都道府県を対象に実施。13年から7年続けて魅力度で最下位だった茨城は20年に42位だったが、21年は最下位で、点数も11.6点と13.1点から低下した。

同社の田中章雄社長は「eスポーツ選手権やデジタルユーチューバー起用で前年は若い世代に注目された。今回はコロナ禍でリモートやオンラインが当たり前になる中で先進的なイメージが薄れた」と分析する。巣ごもり需要などで脚光を浴びた納豆や干し芋の農産品も前年ほど40~50代などに魅力が伝わっていないとの見方を示した。

県営業戦略部は20年にタレントのデヴィ夫人が女王という設定のキャンペーン「体験王国いばらき」を始め、体験型観光などの魅力をPRしてきた。職員が観光施設などを体当たりで体験して紹介する「公務員YouTuber」も始めた。

ランキングではつくば市が153位から121位に、水戸市が201位から169位になるなど上昇した例も多いが、都道府県別では茨城が再び「ビリ県」となった。

大井川知事は「真摯に受け止めるが、ランキングは賞味期限切れでは」と発言。さらに週末の観光地のにぎわいや企業誘致の成果を挙げつつ「今までとやることは変わらない。県民にはこれからも茨城が素晴らしいと主張してほしい」と強調した。ネット上でも「順位を気にする必要はない」「最下位の方が目立つ」との声は多かった。

41位に浮上した栃木県の福田富一知事は「調査の結果にかかわらず、地域資源の磨き上げや情報発信に取り組み、ブランド力向上を図る」とコメントした。20年は最下位に不満を隠さず、同社を訪れて調査方法の見直しを要請。研究所側も今回、都道府県版のサンプル数を約600人から約1000人に増やした。

田中社長は栃木について「コロナ禍による屋内型の観光施設への不安が和らぎ、情報発信の効果も出たのでは」と話す。同県は「47(そこ)から始まる栃木県」プロジェクトで、スマートフォンで特産品のイチゴや世界遺産の日光東照宮のクイズに答えてもらう企画を実施。映画やドラマの撮影を誘致するフィルムコミッションも進めた。担当者は「県内の魅力的なロケ地は地元でも知られていないことがある」と話す。

群馬県は40位から4つ順位を落とした。田中社長は「20年に順位を押し上げた温泉ブームに続く新しい材料がなかったが、点数自体は上がった」と説明した。山本一太知事は以前から北関東が下位に沈む同ランキングを疑問視しており、県庁内に検証チームを作り、調査手法などを分析。統計学的な見地などから「緻密さや信頼性に欠ける」としていた。山本知事は今年のランキングに関してコメントしなかった。

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