グランピング製品、短納期1カ月 石川のスガモトテント
テントの製造・販売を手掛けるスガモトテント(石川県加賀市)は豪華なキャンプにあたる「グランピング」向けテントを商品化した。家型とドーム型の2種類のデザインがあり、受注から納入まで1カ月程度の短納期を売りにする。グランピング施設の整備を目指す自治体や観光事業者などに売り込む。

家型の「グラテ」は垂直な壁の大きな室内空間が特徴。間口4メートル、奥行き7.4メートル、高さ4メートルだ。ひさしの部分に石川県の木材を使ったほか、正面を全面ガラスにして高級感を出した。税抜き価格は247万円から。

ドーム型の「ドーマー」は直径7メートル、高さ3.5メートル。骨格はパイプを組み合わせ、外幕と内幕とも防炎の生地を使った。税抜き価格は162万5000円からだ。
日本で販売されるグランピングテントは海外製が多く、納期に数カ月かかるケースがあるという。スガモトテントは短納期である点などを売り込み、計10件の受注を目指す。同社は「新型コロナウイルス禍でも密集回避ができ、自然と触れ合うグランピングの需要は期待できる」としている。