アヲハタ、12~5月純利益2.5倍 家庭用ジャム好調

国内ジャム最大手のアヲハタが6日発表した2020年12月~21年5月期の連結純利益は、前年同期比2.5倍の3億8500万円だった。新型コロナウイルスの感染拡大が続いて消費者が自宅で食事する機会が増え、トーストなどに使う家庭用のジャムが好調だった。
売上高は2%減の101億円だった。グループ会社から受託していたカット野菜の生産を20年11月に終えたのが響いた。飲食店やホテル向けが苦戦したものの、主力で利益率の高い家庭用ジャムが伸びたことから、営業利益は70%増の4億9000万円となった。純利益の伸びには、前年同期に計上した為替差損がなくなった反動もある。
21年11月期の売上高は前期比5%増の215億円、純利益は18%増の7億円を見込む。
関連企業・業界
企業: