/

ジンズが「心と体」見る新たな眼鏡、14日発売 

眼鏡店「JINS」を展開するジンズホールディングスは6日、集中力などを測れる眼鏡型端末「JINS MEME(ジンズミーム)」の新製品を14日に発売すると発表した。体の状態や集中の度合いをわかりやすくし、最大約4割軽くしてかけ心地とデザイン性も高めた。在宅勤務が増えるなか自己管理のサポートを求めるビジネスパーソンなどへ販売する。

眼の動きや頭の傾きを測るセンサーを小型化し、眼鏡のノーズパッド周辺に集めた。視線の変化やまばたきを捉え、集中度や気持ちの安定度、姿勢、運動量などを計測できる。

専用のアプリで心や体の状態を把握する。「緊張状態が続いています」などと現状を知らせて気分の切り替えを提案する機能もある。アプリ内には数分程度のストレッチなど多くのメニューを備えた。

ジンズで初めてサブスクリプション(定額課金)を導入する。当初1年はアプリを無料で使える。2年目以降は1カ月500円(年間だと5000円)必要。

商品は2タイプあり、ジンズミームは全6型12種で1万9800円(眼鏡は度付きレンズ代込み、サングラスは度付きレンズ代別)。国内の一部店舗(100店)とジンズのオンライン店で扱う(サングラスタイプはオンライン店でのみ扱う)。6日から予約受け付けを開始した。

もう一つの「JINS MEME+JINS SCREEN Kit(ジンズスクリーンキット)」には度の入っていないブルーライトカットレンズが付く。全4型4種で価格は2万3100円。アマゾンの通販サイトでのみ扱う。

最初にジンズミームを発売したのは2015年。テンプル(つる)の部分にバッテリーを搭載するなどしたため、重くてデザイン面でも制約があった。今回、センサーなどを1カ所に集めて小型化し、通常の眼鏡に近い状態で使用できるようになった。モデルにもよるが初代より最大で約4割軽量化できた。また定額課金型のビジネスモデル導入などで初代(4万2120円)と比べて価格を半分以下にした。

6日に東京都内で開いた発表会で、ジンズの田中仁社長は「社会がデジタル化し、新しい生活様式のなかで人々の健康意識が変化している。オンとオフの境がなくなってセルフマネジメントが大切になっており、新型コロナウイルス禍で偶然にも今、必要とされる製品になった」と語った。

新たなジンズミームの販促のため6日から放映するテレビCMで、ロックバンド「サカナクション」の山口一郎氏を起用した。撮影は山口氏の自宅で行われたという。実際にジンズミームやアプリを使った山口氏は発表会で「姿勢が悪いと教えてくれたり、集中した方がいいと指示してくれたり。母親のようだと感じた」と感想を語った。

眼鏡型のウエアラブル端末を巡っては、国内外のIT(情報技術)大手などが製品化を進めている。一方、カメラ付きのタイプがプライバシー侵害にあたると議論になり、販売を中止した例もあった。ジンズは6月にフランスのデジタル関連企業との資本業務提携を発表するなど、デジタル化に力を入れている。また、ジンズミームは「ココロやカラダの状態を見る」ことを目的としており、カメラの機能を持たない。

ただ、ジンズミームを巡っては新型の発売まで約6年かかったうえ、当初は今年の6月発表予定だったものの、アプリ開発の遅れで延期した経緯があった。ジンズの田中社長は発表会で「今日を迎えられて非常にうれしい。ジンズミームが無理なく人々の生活に根付いて生活を変えることができたら本当の意味でDX(デジタルトランスフォーメーション)となり、最高のユーザー体験をもたらせる」と期待を述べた。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン