八王子の美多加堂、栄養素と食感高めた低糖質パン

食品卸の美多加堂(東京都八王子市)は、食品子会社ピアンタ(同)の主力商品である低糖質パンをリニューアルし、乳酸菌を配合するなど機能性と食感を高めて発売した。30〜40代の女性向けを中心に全国のスーパーやアマゾンの通販サイトで販売する。小売価格は180円(税別)で、年間300万個の出荷を目指す。
「Cut and Slim低糖質パン」は小麦粉の外皮(ふすま)と大豆粉を主原料とし、食物繊維の含有量を増やしつつ、1個あたりの糖質を12.7グラム以下と通常の食パン1枚の半分に低減した。
新製品は北海道クリームやキャラメル、チョコレートの3種を用意し、食べた人の免疫力が高まるように、乳酸菌を50億個配合。ふすまや大豆粉、たんぱく質の配合を見直して従来品よりパンの膨らみを向上させた。
低糖質パンはピアンタが開発。包装や水分配合を工夫するなどして賞味期限を75日と長期化した。保存食としてのニーズも見込む。3月には会員制量販店コストコの国内店舗で新製品のセット商品(9個入り)も発売する。
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