静岡市、非正規労働者の再就職を支援
静岡市は新型コロナウイルス禍で収入が不安定になった市民の再就職を支援する事業を始める。ビジネスメールや業界研究などについてのセミナーや就職を前提とした職場実習、就職後の定着支援などを行う。参加日数に応じた日当も支給し、コロナ禍で生活基盤が揺らぐ非正規労働者の生活の立て直しにつなげる。
「静岡市再就職緊急サポート」は2022年2月にかけてカウンセリングと5日間の座学、最大14日間の職場実習をする。実習先の企業は人材を受け入れる意欲のある不動産や観光などの市内企業で、キャリアコンサルタントとの面談などを通じて決める。
対象者は市内の65歳未満の非正規労働者らで20年2月以降に離職または給与が減少したことが条件。ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で開く事前説明会に参加する必要がある。第1回は10日で、電話または専用ホームページから予約を受け付ける。
コロナ禍で解雇以外にもシフト減に伴い収入の減少した非正規労働者は多い。日当として座学は6300円で職場実習は7300円を支給する。