金沢市長選に5新人届け出 自民分裂、野党系も2人
石川県知事選に立候補した前市長の辞職に伴う金沢市長選は6日告示され、無所属新人5人が立候補を届け出た。自民党系候補が2人出馬し保守分裂の構図となった。野党が支援する候補も2人立候補した。投開票日は13日で、石川県知事選とダブル選となる。
立候補したのは新日本婦人の会金沢支部長の中内晃子氏(49)、元国連大学職員の永井三岐子氏(53)、元自民党市議小間井大祐氏(39)、前副市長の村山卓氏(49)、元社民党市議の森一敏氏(63)=立民、社民推薦。自民県連金沢支部、公明党金沢総支部が村山氏を推薦、共産党地区委員会は中内氏を推薦した。
村山氏は市内の神社で第一声。副市長の経験を生かすと強調し「市政の停滞を招いてはならない」と訴えた。小間井氏は支援者を前に「皆さまと私の情熱と希望で金沢を素晴らしい町にしていく」と声を張り上げた。
森氏は出陣式で「市民一人一人の困難を解決する仕組みをつくる」と主張。中内氏は「市民に寄り添い、全ての人に優しい市政をつくる」と支援者に語りかけた。永井氏は社会的少数者を念頭に「誰一人、取り残したくない」と力説した。
◇立候補者(届け出順)
中内 晃子49 女性団体幹部無新
永井三岐子53 元国連大職員無新
小間井大祐39 元市議 無新
村山 卓49 前副市長 無新
森 一敏63 元市議 無新
〔共同〕