米軍横田基地が管制塔公開 無人機グローバルホーク離陸
米空軍は横田基地(東京都福生市など)の航空管制塔とレーダー進入管制業務を報道陣に公開した。同基地では輸送機や戦闘機などの軍用機のほか、民間チャーター機や小型機なども含めると月平均約3000回の離着陸があるという。管理する「横田空域」は多くの旅客機が離着陸する羽田空港に隣接するため、担当者は「太平洋地域にある米軍基地の管制では最も忙しい」と説明した。

管轄する第374空輸航空団によると、管制塔は高さ約33メートル。軍用機の離着陸のほか、陸上を走る軍用機や車両の誘導、天候状況など監視している。
公開した3日には、無人偵察機「グローバルホーク」も離陸していた。地下では照明を落とした暗い部屋で4、5人の担当者が横田空域を飛行する航空機を映したモニターを監視しながら、パイロットと交信していた。
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