都民ファーストの会代表に森村隆行都議 無投票で選出

東京都の小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」は5日、都内で総会を開き、森村隆行都議(49)を無投票で新代表に選出した。夏の参院選で大敗した前都議荒木千陽氏(40)の辞任に伴い、代表選が1日に告示されたが、森村氏以外に立候補者がいなかった。
森村氏は群馬県出身。商社勤務や保険代理店経営を経て、2017年に初当選し現在2期目。選出後、総会で「企業経営で学んだノウハウや経験をフル活用し、都民のために全力を尽くす覚悟だ。小池特別顧問と一緒に都政を前進させたい」と語った。
都民ファは16年、小池氏を支援する都議らが政治団体として設立。小池氏も一時期、代表を務めた。17年の都議選では追加公認を含め55議席を獲得し第1党に躍進したが、21年の都議選で31議席に後退した。その後、荒木氏の国政挑戦に伴う辞職や、3人の除名処分があり、現在は27議席で第2会派となっている。〔共同〕