産後パパ育休、制度のポイントは 厚生労働省課長に聞く
日経グローカル
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男性の育児休業促進などを盛り込んだ育児・介護休業法が改正され、10月から目玉施策の「産後パパ育休」制度が始まった。通常の育休とは別に、子どもの出生後8週間以内に最大4週間利用できる。男女ともに仕事と育児を両立できる仕組みづくりに向け、厚生労働省雇用環境・均等局職業生活両立課の平岡宏一課長に法改正の背景とポイントを聞いた。(「日経グローカル」445号に詳報)
――法改正の背景を教えて下さい。
仕事...

男性の育休取得率は2021年度、過去最高の13.97%となりました。前の年度より1.32ポイント増えたものの、政府目標の30%(25年)との差は大きいのが現状で、期間も2週間未満の短期が半数以上を占めます。男性育休を促す改正育児・介護休業法が2022年4月から施行され、新たな支援制度も相次いで導入されます。