サレジオ高専、自動運転EV初披露 6~7日に都内で

サレジオ工業高等専門学校(サレジオ高専、東京都町田市)は、産学連携で自動運転の電気自動車(EV)の開発に取り組む。1人乗りの小型EVの試作車を製作し、レベル3の自動運転の機能などを一部搭載してテスト走行などを進める。6日から都内で開催するイベントで試作車を初披露し、今後は操舵(そうだ)部分の技術面などを検証するという。
自動運転EV「VISMO」を6~7日、東京ビッグサイト(東京・江東)で開く商談会「よい仕事おこしフェア」に出展する。車両は全長約2.1メートル、全幅1.1メートルで、高性能センサー「LiDAR(ライダー)」やステレオカメラを用いた自動運転技術に加え、4輪操舵の技術などを搭載して機動的に走行できるようにする。
車両の製作には試作品製造などを手掛けるアペックス(東京都八王子市)が協力するなど外部企業や卒業生と連携し、自動運転技術をサレジオ高専の在校生が担うなどして開発を進めてきた。自動運転による交通課題の低減、小型EVによる環境課題の低減にも役立てる。
関連キーワード