山梨県知事選挙に3氏届け出

任期満了に伴う山梨県知事選が5日告示された。再選を目指す現職長崎幸太郎氏(54)=自民、公明推薦=と、新人の元笛吹市長倉嶋清次氏(74)=共産、れいわ、社民支持、自民を離党した新人の元県議志村直毅氏(53)の無所属3人が立候補を届け出た。選挙結果は4月の統一地方選や衆院補欠選挙に向けた与野党戦略にも影響しそうだ。投開票は22日。
自民党籍を持つ長崎氏に、同氏と対立する自民系の最大会派に所属していた志村氏が挑む構図で、自民分裂の様相も帯びる。1期4年の長崎氏の県政運営や新型コロナウイルス対策が争点だ。
長崎氏は自公両党のほか、多数の業界団体から推薦を得て、支持固めを進める。倉嶋氏は福祉政策の充実を掲げ、反自民層への支持拡大を狙う。
志村氏は一部の自民県議や、自主投票を決めた立憲民主党県連幹部から支援を受け「反長崎氏」の受け皿として、党派を超えた浸透を図る。
◇立候補者(届け出順)
長崎幸太郎 54 知事 無現
倉嶋 清次 74 元笛吹市長 無新
志村 直毅 53 元県議 無新
〔共同〕