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北陸電話工事、宴会場・会議室から客室にライブ配信

情報通信設備工事の北陸電話工事(金沢市)は、ホテルの宴会場や会議室の映像を複数の施設の客室テレビにライブ配信するシステムを開発した。インターネットでサーバーを経由して配信し、各施設内では放送電波を使うため安定して視聴できる。新型コロナウイルス禍に対応し、密集を避けてイベントや会議などを開く需要を開拓する。

同社は客室テレビでレストランなどホテル内の施設を案内するインフォメーションシステムを手がけている。ホテル内で撮影した映像を地上デジタル放送に加える形で客室テレビまで送る仕組みを2020年に開発した。映像を視聴できる客室をホテル側で設定しやすいのが特長で、東京や石川などの4ホテルに納入した。

新たに開発したのは、撮影したホテルとは別の施設の客室でも映像を視聴できるシステムだ。インターネット関連のソフトを手がけるライツスクエア(金沢市)と共同開発した。映像はインターネットを介してサーバーに入り、各施設に配信。施設内では放送電波を使い従来システムと同様に客室テレビに送る。多くの客室で同じ映像を見ていても、施設のインターネット環境に負荷をかけない。

あるホテルのイベントの模様を別のホテルの客室でも見ることができる。北陸電話工事の担当者は「持ち運びできるカメラやスマートフォンで映像を撮影し、客室にサプライズで訪問するなどバラエティー番組のような演出もできる」と話す。

地域ぐるみでホテルにシステムを導入すれば、国際会議などのMICEの誘致にもつながる。映像はサーバーで保存できるため、録画を別の時間帯に流せるほか、会議記録の効率化にも役立つという。

システムを利用するには、北陸電話工事のインフォメーションシステムの導入が前提となる。1施設あたりの導入費用は客室数によって変動するが、税抜き500万円から。さらにサーバー運用費用で年間20万円以上かかるという。新しいシステムは年10施設の導入を目指す。

コロナ禍によりホテルの宴会場でディナーショーなどのイベントの中止や縮小が続いている。新しいシステムを使えばイベントを客室に中継し、部屋食や宿泊を提供するといった商品の開発も可能になる。「コロナ禍でも安心してイベントに参加できると考える人も多いのでは」としている。

(石黒和宏)

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