茨城県北にも大規模接種会場を 6市町が県に要望
茨城県常陸太田市、日立市など県北6市町は4日、県に新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場を県北に設置するよう共同で要望した。県は水戸市、神栖市、つくば市などで会場設置を進めており、県北では設けていない。6市町は医療機関が少ない県北でも感染拡大が懸念されるとし、医師や看護師の派遣体制の整備も求めた。

要望したのは2市のほか高萩市、常陸大宮市、大子町、北茨城市。日立市の小川春樹市長は県庁で小野寺俊副知事に「3回目接種が何より重要だが医師や看護師の不足もあって苦労している」と説明した。常陸太田市の宮田達夫市長は面会後に「県から状況をみながら判断しますとの回答をいただいた」と話した。
2021年末に日立市長から相談を受けた常陸太田市長が他市町に呼びかけ、共同で要望したという。大井川和彦知事は3日の定例記者会見で県北の会場設置について「今のところ計画はない」と答えていた。