みらいワークスと富山第一銀が提携 人材マッチングで
転職支援などを手掛けるみらいワークスは4日、富山第一銀行と、都市圏の人材を同行の取引先とマッチングする業務提携を結んだと発表した。地方では人口減による人材難が中小企業の深刻な課題となっている。富山第一銀は6月に人材紹介業を始めており、今回の提携で取引先への人材紹介を強化する。
マッチングではみらいワークスのWEBプラットフォームを活用する。同プラットフォームには、1万5000人以上の管理職や経営者として地方企業への転職を希望するプロフェッショナル人材が登録している。
企業側が求人情報や経営課題などを同行に伝え、同行がプラットフォーム上に情報を載せる。条件が合えば、面談などを経てマッチングが成立する。
副業を希望する人材の紹介も兼ね、企画単位で一時的に人材を活用することも視野に入れる。プロ人材はおおむね月額5万円程度で、副業ができるという。
富山の地銀では北陸銀行、富山銀行がみらいワークスと提携しており、北陸3県でも北国銀行、福井銀行・福邦銀行が提携している。全国では富山第一銀を含め85の金融機関が連携している。
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