/

観光プラン「切れ目なく」提案 四国4県とJRが連携

「デスティネーションキャンペーン(DC)」の灯を消すな――。2021年秋にJR四国などが手がけた大型観光キャンペーンの流れを受け継ぐ企画が4~6月、四国各地で展開される。JR四国や地元4県などが連携し、「四国アフターDC」の名称で独自の誘客施策を打ち出した。四国ならではの自然や文化を体感できるプランを数多く用意した。

一般社団法人・四国ツーリズム創造機構(高松市)も実施主体として参画している。今春の企画では、歴史や伝統文化に触れる「学び」や、自然や景観を眺める「観る」など、5つのテーマに分けた企画をそろえた。

四国各地にある観光資源を5つのテーマごとに紹介し、四国で体感できる「コト消費」をよりイメージしやすいように工夫した。地域に根ざした食文化や歴史的な建造物、森や川などの自然に触れられる観光素材が盛りだくさんだ。

例えば、SNS(交流サイト)で「インスタ映え」すると人気の海水浴場「父母ケ浜」(香川県三豊市)や高屋神社(同県観音寺市)を案内付きで巡るツアーなどを用意した。

観光列車「伊予灘ものがたり」の個室を2人以上で貸し切りできるプランや、徳島県と高知県をまたいで走る阿佐海岸鉄道(徳島県海陽町)のバス兼列車「DMV(デュアル・モード・ビークル)」などに乗り放題の切符も販売する。

伊予灘ものがたりは今春から新車両での運行を始めたばかり。道路と鉄道の両方を走るDMVは「世界初の営業運転」が売り物だ。話題性のある企画で幅広い世代の需要をつかむ。

JR四国などは21年10~12月、四国で4年ぶりにDCを実施した。期間中に334万人泊としていた宿泊者数の目標は、実際には275万人泊にとどまったものの、12月単月の宿泊者は新型コロナウイルス禍以前の水準に回復するなど、一定の成果をもたらした。

四国-本州間を行き来するJR瀬戸大橋線の利用者数も20年度を上回った。10月は前年同月比3%増、11月は14%増、12月は5割増と、利用者は確実に増加した。

こうした実績も踏まえ、四国ツーリズム創造機構の半井真司代表理事(JR四国会長)は「彩り豊かな秋の四国DCで得られた効果を一過性のものとして終わらせるのでなく、持続的な観光提案でさらなる誘客を目指したい」とコメントしている。

(亀井慶一)

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

業界:

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン