石川県知事選、山田修路参院議員が出馬表明
石川県選挙区選出で自民党の山田修路参院議員は3日、金沢市内で記者会見し、2022年3月の任期満了に伴う石川県知事選挙に出馬すると発表した。臨時国会の終了後に議員辞職する。山田氏は「(推薦を得られなくても)立候補を取りやめる考えはない」と話しており、候補者を一本化できず「保守分裂」選挙の可能性も出てきた。
同日、自民党県連に候補者として推薦願を提出したと明らかにした。山田氏は「農林水産や文化団体の方、県内のあらゆる地域の方から出馬の要請を受けた」と振り返り、「県民の期待に応えていきたいと考え、決意を固めた」と話した。
具体的な政策の全体像は今後発表するという。ただ「地方の活性化は私のライフワーク。国家公務員としての行政経験を生かし、ふるさとの石川で政策を実現させていきたい」と意気込みを語った。
山田氏は1976年に農林省(現農林水産省)に入省し、水産庁長官などを歴任した。2013年の参議院議員選挙で初当選し、現在2期目を務めている。
すでに同じ自民党で元衆院議員の馳浩元文科相も出馬を表明している。