愛媛県で国際線3年ぶり再開へ 3月から松山―ソウル便
愛媛県の松山空港(松山市)と海外都市を結ぶ国際航空路線が3年ぶりに再開する。韓国の格安航空会社(LCC)、チェジュ航空が3月26日から松山―ソウル便を再開させる。台湾エバー航空も3〜4月に台北―松山線のチャーター便の運航を決めた。国際便の再開を機にインバウンド(訪日外国人)の観光需要を取り込めるかが試される。

ソウル便が再開するのは、新型コロナウイルス禍の影響で運休になった2020年3月以来3年ぶり。コロナ禍前と同様に火・木・日曜の週3往復で運航する。既にチェジュ航空のサイトで販売を始めており、愛媛県内の旅行会社でも順次販売を始める。
エバー航空も3〜4月に台湾在住者を対象に台北と松山を結ぶチャーター便を8往復運航する。インバウンド客に人気の桜の季節に合わせて、現地の旅行会社が4泊5日で愛媛県などを巡るツアーを実施する。同社は2月4、8日に松山―台北間でそれぞれ1往復するチャーター便の運航も決めており、県はチャーター便の運航を機に早期の定期便の再開につなげたい考えだ。
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