北関東3県倒産、8月は6件減の25件
帝国データバンク水戸支店がまとめた8月の北関東3県倒産集計(法的整理、負債1千万円以上)によると、倒産件数は前年同月比6件減の25件だった。茨城が1件減の8件、栃木が1件減の11件、群馬が4件減の6件。業種別ではサービス8件、建設6件、小売り5件と続いた。
3県の負債総額は前年同月比で7.4%減の26億7400万円。茨城が65%減の2億2300万円、群馬が50%減の8億6000万円だった一方で、ホテルの大型倒産があった栃木は約3倍の15億9100万円だった。
新型コロナウイルス関連倒産(法的整理または事業停止、負債1千万円未満含む)は茨城が3件で栃木が7件、群馬が3件。水戸支店によると2020年末時点で累計47件だったが、21年8月末時点で123件に上った。「全体の倒産件数が減る一方でコロナ関連倒産は増勢を強めている。コロナ前はそれほど業績が悪くなかった企業も、1年以上続くコロナ禍を理由に倒産している」(担当者)
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