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東京都、オミクロン対応のPCR検査開始 1日以内で判別

(更新)

東京都は3日、新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」を1日以内に判別できるPCR検査の新たな手法を確立したと発表した。従来の手法では検知できなかったオミクロン型特有のたんぱく質の変異を検出できるのが特徴だ。ウイルスの遺伝子を解析するゲノム解析に比べて迅速に検出できるようになる。

都健康安全研究センターが新たな手法を独自に確立した。都によると、オミクロン型はウイルス表面の突起状のたんぱく質「スパイク」にアルファ型と共通の変異部分を持つほか、特有の変異部分も持っている。同センターはオミクロン型のゲノム情報に基づき、PCR検査で2つの変異を検出できる手法を構築した。

従来のPCR検査ではオミクロン型特有の変異は検出できなかった。

オミクロン型かを判定する方法は現在、ゲノム解析を用いるのが主流だ。ただ、ゲノム解析は国立感染症研究所など実施施設が限られるうえ、各地から検体を輸送する必要がある。ゲノムの読み取りなどにも時間を要するため、判定までに数日かかる。

都が確立したPCR検査で判定できれば確認までの時間を短縮できる。ゲノム解析が主流の検査体制に比べて、迅速な感染対策につなげやすくなる。

小池百合子知事は3日の記者会見で「積極的に市中の感染状況を監視し、先手先手で対応を進めていく」と述べた。都はオミクロン型の変異の広がりを調べる「スクリーニング検査」として運用を始めた。

都は新たなPCR手法の活用を希望する自治体や民間検査機関に対してノウハウを提供することも検討する。

後藤茂之厚生労働相は3日、全国知事会の平井伸治会長(鳥取県知事)と新型コロナ対応を巡るオンライン協議で、オミクロン型の検査について「PCR検査の体制を早急に構築し、現時点での能力を最大限発揮してほしい」と呼びかけた。平井氏は「PCR検査や積極的疫学調査を重点的にやらなければいけない段階だ」と応じた。

国内ではこれまでに空港検疫で2人のオミクロン型感染者が見つかった。東京都内にいる85人の濃厚接触者のうち、61人が2日までに宿泊療養施設に入所した。濃厚接触者はいずれも検疫時は陰性だったが、都は全員に2日に1回の頻度でPCR検査を実施し、健康観察を続けている。

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