亀田製菓、22年4~12月期純利益48%減 米子会社で減損

亀田製菓が3日発表した2022年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比48%減の15億円だった。米連結子会社のメアリーズゴーンクラッカーズ(MGC)の収益が、原材料の高騰やインフレによる賃金の上昇などで悪化。同社の減損損失など、計19億円の特別損失を計上し大幅な減益となった。
売上高は15%増の718億円。米菓事業では季節商品の販売やキャンペーンを実施した「亀田の柿の種」や「ハッピーターン」など主力ブランドが好調だった。食品事業では米粉パンや長期保存食などが伸びた。海外事業ではタイ、カンボジア拠点の国境をまたいだ「クロスボーダー取引」が拡大した。
23年3月期は純利益が前期比64%減の16億円、売上高が同11%増の945億円を見込む。