東和銀行、純利益3%増の32億円 22年4〜12月

東和銀行が3日発表した2022年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比3%増の32億円だった。保有不動産の売却益を計上したほか、単体の信用コストが18億円と前年同期に比べて半減した。
本業のもうけを示す単体のコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は16%減の38億円だった。債券などの有価証券利息配当金が5億円減り、資金利益が減少。貸出債権売却益の減少も響いた。役務取引等利益は6%増の18億円だった。
同日会見した江原洋頭取は有価証券利息配当金の減少について「今は市場の状況が厳しい。リスクを取った運用を控えている」と話した。
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