群馬銀行、純利益5%減の222億円 22年4〜12月

群馬銀行が3日発表した2022年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比5%減の222億円だった。金利上昇に伴い有価証券のポートフォリオ再構築を進めており、国債等債券で239億円の売却損を計上した。資金利益も減少した。株式などの売却益で219億円を捻出、20億円の経費削減も行ったが補いきれなかった。
本業のもうけを示す単体のコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は10%増の270億円。非金利業務利益は前年同期比で6億1700万円増加した。与信費用は14億円減少の18億円だった。
単体の貸出金残高は3%増の5兆9181億円。大企業向け貸し出しが14%増加し、9496億円となった。個人向けの住宅ローンの増加も寄与した。預金残高は2%増の8兆1813億円だった。
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