男性育休、定着へ地ならし 徳島・阿南の表原市長
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徳島県阿南市の表原立磨市長(47)は10月後半、9日間の育児休業を取得した。9月に第1子が生まれ、妻子が実家から自宅に戻るタイミングに合わせた。県内自治体の首長で育休を取得したのは初めて。決断の経緯や体験から得た学び、男性育休の定着に向けた思いを聞いた。
――男性の育休取得などを促す改正育児・介護休業法が10月に施行されました。制度の追い風はあるものの、いざ取得するとなれば、大変さもあったのでは...

男性の育休取得率は2021年度、過去最高の13.97%となりました。前の年度より1.32ポイント増えたものの、政府目標の30%(25年)との差は大きいのが現状で、期間も2週間未満の短期が半数以上を占めます。男性育休を促す改正育児・介護休業法が2022年4月から施行され、新たな支援制度も相次いで導入されます。