東京の1月求人倍率1.72倍 観光関連など人手不足感強く
東京労働局は3日、1月の東京都内の有効求人倍率(季節調整値)が前月より0.01ポイント高い1.72倍だったと発表した。観光需要の回復に伴う宿泊施設からの求人の増加などを背景に、緩やかな上昇が続いている。
新規求人数(原数値)は12万3459人で前年同月比19.3%増えた。前年を上回るのは16カ月連続。業種別では宿泊・飲食サービス業が75.7%増と大きく伸びた。卸売・小売業は27.3%、運輸・郵便業は23.7%それぞれ増加した。
ホテルチェーンや飲食店からの求人が目立ち、「人手不足感が高まっている」(辻田博局長)。観光関連では、バスの運転手やガイドなどの求人も多いという。
新規求職者数(同)は3万6252人で、前年同月比7.3%減少した。7カ月連続で前年を下回った。経済活動の再開に伴い、解雇など事業主都合の離職者が減っている。
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