観光や教育分野で連携目指す 小池都知事とロンドン市長

【ロンドン=牛山知也】訪英中の東京都の小池百合子知事は2日午後(現地時間)、ロンドン市長のサディク・カーン氏と会談した。新型コロナウイルスへの対応の報告に加え、インバウンド(訪日外国人客)の強化など観光部門やビジネス分野での連携について意見交換した。
会談後、小池氏は記者団の取材に対し、「互いの取り組みについて意見交換でき、うれしく思う」と振り返り、都市の課題への解決策を共有することへの意義を強調した。関係者によると、会談ではコロナ禍後の観光政策に加え、両都市の学生同士の交流などで協力していくことで一致したという。
一方、小池氏は2日、ロンドン証券取引所も訪問し、ロンドン証取グループ(LSEG)のデビッド・シュウィマー最高経営責任者(CEO)と面会。グリーントランスフォーメーション(GX)の推進やカーボンクレジットの取り組みなどについて意見交換したという。