筑波銀行、純利益24%減 4〜12月
筑波銀行が2日発表した2022年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比24%減の28億円だった。営業経費を抑えたものの、外貨調達コストの上昇や外国債券を中心に含み損を抱える有価証券の売却損を計上したことから経常費用が前年同期比13億円膨らみ、収益を圧迫した。

本業のもうけを示す単体のコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は4%増の42億円。個人向けの保険販売や法人向けのビジネスマッチングが好調で、役務取引等利益が3%伸びた。
22年12月末時点の預金残高(単体)は2兆5538億円、貸出金残高(同)は1兆9416億円で、いずれも第3四半期として過去最多を更新した。国内外の金利差が拡大し、有価証券評価損は300億円と22年3月末比で2.5倍に膨らんだ。