コロナ予防のマスク・スプレー発売 福島医大の抗体活用

福島県立医科大学が新型コロナウイルス感染予防のために開発したマスクとスプレーの先行販売が福島市のスーパーで始まった。感染経験者の血液から取り出した抗体を活用し、福島県内外の企業と共同で商品化した。
マスクはフィルター部分にウイルスへの防御力が強い「IgA抗体」を付着させ、感染防止効果を高めた。1箱20枚入りで3960円。抗体を配合したスプレーは布マスクなどに吹き付けて使うことを想定している。30ミリリットル入りで3278円。
2商品はスーパー「いちい」(福島市)がJR福島駅前の店で先行販売を始めた。健康上の理由などでワクチンを接種できない人からも引き合いがあるといい、2022年1月にかけて順次販売店を増やす。マスクは同月以降、福島県郡山市の業者がインターネットによる全国販売を予定している。

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