/

ジェトロ群馬、地元の輸出事例を紹介 県とセミナー共催

ジェトロ群馬貿易情報センターと群馬県は2日、同県高崎市内で輸出を検討している事業者向けセミナーを開催した。海外展開に取り組み始めた県内企業の体験談などが紹介された。オンライン形式での出席者も含めて約100人が参加した。

「輸出に取り組む県内企業事例紹介セミナー」は高崎市内のホテルで開催。会場には約70人が参加した。事例紹介のセッションでは、だるまの輸出に取り組む今井だるま店NAYA(同市)などが登壇。同社の今井裕久社長は「(輸出に関わる)チームの力量を見極めながら自分のペースでできることから取り組むことが重要」などと話した。

その後のパネルディスカッションでは、参加企業からは「継続して輸出に取り組んでいるとチャンスが巡ってくる」「フットワークの軽さや、商社などへの頻繁なフォローアップが大切」といった意見が出た。

また、海外から外国語のメールで直接に注文が来た際の対処法や、国によって物流システムが異なることで起きたトラブルなど過去の苦労話も語られた。ジェトロ群馬の柴原友範所長は「(ジェトロ群馬ができた)3年前にはなかったが、輸出に取り組む企業同士のネットワークができている」と指摘した。

このほか、県内企業の輸出を支援する「グローバルビジネス実践塾」について、ジェトロ群馬などは4期の募集を始めた。見積書の作成から模擬商談などまで輸出に関する知識をひとまとめに取得できる。今年度は未経験の企業向けと、商談会参加などの経験を持つ企業向けに2コースを用意。生活関連雑貨や食品といった業種からの参加を見込み、各コースで定員はそれぞれ約10社を想定する。

グローバルビジネス実践塾はジェトロ群馬と群馬県が2018年度から始めた。これまでにのべ71社が参加し、本日のセミナーに登壇した企業を含めて海外展開を始める企業がこの中から生まれている。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン

権限不足のため、フォローできません