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立山黒部アルペンルート利用58%増 コロナ前とは依然差

富山県の山岳観光の交通を担う立山黒部アルペンルート、トロッコ鉄道の黒部峡谷鉄道が11月末で2022年シーズンの営業を終えた。アルペンルートの利用者数は前年を58%増、黒部峡谷鉄道は51%上回ったが、新型コロナウイルス禍前の19年と比べるとそれぞれ46%減、37%減で、依然差は大きい。23年以降はインバウンド(訪日外国人)の回復に期待がかかる。

立山黒部アルペンルートは富山県立山町と長野県大町市をバスやロープウエーなどで結ぶ山岳観光路で、立山黒部貫光(富山市)が運行している。黒部峡谷鉄道(富山県黒部市)は宇奈月温泉にある宇奈月駅と欅平(けやきだいら)駅をトロッコ列車で片道約1時間20分かけて往来する。

立山黒部アルペンルートの利用者数は48万人だった。春は順調だったが、コロナウイルス感染の第7波が襲った夏の数値が伸びず、秋も大きくは回復しなかった。コロナ禍前の19年の88万3000人と比べると低水準だ。19年には24万人だったインバウンドは6900人にとどまった。「在留外国人の個人利用が主だった」という。

黒部峡谷鉄道の利用者数は41万4500人。コロナ禍だった20年、21年よりは多いが、約半世紀の歴史の中で過去3番目に少なかった。春先の積雪が例年より多く、運行の開始が遅れたため、4~5月は過去5年の平均と比べて7割にとどまった。夏(7~8月)も第7波の影響でコロナ禍前の約6割だったが、秋(10~11月)は85%まで回復した。

立山黒部アルペンルート、黒部峡谷鉄道とも、台湾や東南アジアを中心にアジアの旅行客に人気が高い。23年はインバウンドの数がどのくらい戻るかが焦点になる。宇奈月温泉は23年に開湯100周年を迎える。こうしたイベントを生かした集客策も必要になりそうだ。

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