企業向けゲーム開発のオギックス、新潟にオフィス開設

企業向けゲーム開発などを手がけるオギックス(東京・千代田)は4月に新潟市内にオフィスを開設する。同社はゲームの要素を取り入れた企業向けアプリ開発などに強みを持つ。農業や福祉など幅広い分野で需要があると見ており、オフィスを事業拡大につなげる。
新潟駅前のサテライトオフィス「ニーノプラス」に入居する。東京から移住した社員と新卒で採用した社員の計2人でスタートし、初年度に5人、2028年度までに13人の採用を目指す。
オギックスでは「ゲーミフィケーション」と呼ばれる手法を活用し、企業の事業内容を「ゲーム化」したアプリなどを開発している。学習や反復のハードルを下げ、利用者はゲームをクリアする感覚で楽しみながら事業内容を学べるという。採用や研修、販促などでの活用を見込む。

新潟市が手がける食をテーマにした新規事業創出の取り組み「Fooin(フーイン)」にも携わり、1日には市内の2社との事業進捗を報告した。菌床から育てるキノコの育成体験ゲームの開発や、福祉施設と連携しゲーム感覚で就業内容を学べる就業支援などを進めている。